SQL Server がインストールされていないAzure VM において、「Failed to find SQL instance to target」を含むメッセージが記録される
こんにちは。SQL Server サポート チームです。
事象
SQL Server がインストールされていないAzure VM において、Windows イベントログのアプリケーションログに以下のメッセージが記録される場合があります。
– ソース
Microsoft SQL Server IaaS Agent Setup
– メッセージ
Failed to find SQL instance to target. Skipping ‘NT Service\SQLIaaSExtensionQuery’ removal from sql logins.
メッセージの原因
SQL IaaS Agent 拡張機能への自動登録機能を有効化しているサブスクリプションにおいては、Azure VM に対して SQL Server がインストールされているかどうかを検出するジョブが毎月実行されます。
また、自動登録機能が有効化されているかどうかに関わらず、弊社の計画メンテナンスによって、SQL Server がインストールされているかどうかを検出するジョブが実行されます。
したがって、上述のジョブによりAzure VMにSQL Serverがインストールされていないことを検出したことが発生原因となります。
※計画メンテナンスのタイミングは不定期です。
SQL IaaS Agent 拡張機能への自動登録の有効化状況については、Azure Portal から以下の手順で確認が可能です。
1.Azure portal にサインインします。
2.[SQL 仮想マシン] リソース ページに移動します。
3.[SQL Server VM の自動登録](Automatic SQL Server VM registration) を選択して、 [SQL Server VM の自動登録](Automatic SQL Server VM registration) ページを開きます。
4.登録済みの場合は以下のように表示されます。
SQL IaaS Agent 拡張機能への自動登録の詳細につきましては、下記の公開情報をご確認ください。
SQL IaaS Agent 拡張機能への自動登録
影響
SQL ServerがインストールされていないAzure VMにて記録されたものであれば、本メッセージによる影響はありません。
対処策
本メッセージはジョブの出力結果として記録されるため、出力を止めることはできません。
監視ツールなどで監視されている場合は、必要に応じて監視対象から除外してください。
Microsoft Tech Community – Latest Blogs –Read More